こんにちは、はるです。
現在新卒で働いていますが、尊敬するブロガーさんの記事に「銀のアンカー」がおすすめされていたので読んでみました。
勉強になったところと、大手に合いそうな人をまとめました。
就活だけでなく転職でも使えそうな内容だったので、就活生だけでなく転職希望者にも参考になるかなと思います。
読んで勉強になったところ10個+テクニック
銀のアンカーを読んで勉強になった10選を紹介します。
- 迷ったら金で選ぶ
- 磨けば光る将来性
- 勉強会・セミナーは、その意図と利益の仕組みを俯瞰する
- 商品を売る三原則
- すべての「仕事」は「営業」である
- 受ければ受かる。受けなければ受からない理論
- 会社の欲深さ
- 会社の歯車について
- 仕事ができる=まな板の上の鯉になれる
- 就活で成功できない理由
迷ったら金で選ぶ
1巻からいきなり衝撃でした。金で選んでいいんだと。
ただ給料や福利厚生が良いとかそういう表面的な話ではなく、「なぜその業界は儲かっているのか」を考えるきっかけになったので、就活だけでなく転職でも活かせる知識だなと思いました。
磨けば光る将来性
私が就活生の頃、「自分は専門卒だから大卒よりも高スキルで勝ってやる」と思っていましたが、大手は即戦力を求めていません。
本書では、なにもない女子大生が難関のアナウンサー試験に通過していくシーンがあります。
「今スキルがないけど、教育していけば素晴らしい人材になるのでは?」という視点で採用側が考えていることが分かりました。
勉強会・セミナーは、その意図と利益の仕組みを俯瞰する
「裏側を知りましょう」という話です。
気分が高まって冷静じゃないとつい忘れてしまうので、メモとして残しました。
「主催の人事部が、役員に胸張ってその内容を言えるか」という視点を持つことが大事とのこと。
商品を売る三原則
- 品質
- 人間性、経験、資質
- 流通
- エントリー、受ける、OB訪問
- 広告
- エントリーシート、面接でのパフォーマンス
就活生じゃなくても、転職やマーケティングの世界で使えそうです。
すべての「仕事」は「営業」である
営業はしたくないという大学生に対して、プロのヘッドハンター白川さん(主人公?)がブチ切れるシーンがあります。(4巻)
ざっくりまとめると、「会社は金を稼ぐところであり、利益を会社にもたらすものと考えると、世の中にある仕事はすべて営業であるから、営業したくないということは働きたくない(仕事したくない)と同義である。働きたくないなら就活するな!」という理由からでした。
また、本書で白川さんは別の深い発言しています。
覚えておいて下さい
“働く”とは
“ハタ”にいる人を
“ラク”にしてあげる
ことなのです
銀のアンカー4巻
これを私は、「働くとは、自分の専門外にいる人を助けることである。」と解釈しました。
「働く」=「ハタ」にいる人を「ラク」にすること
働くことにネガティブに考えてしまうことがよくあるのですが、徐々に考えが変わりそうです。
ハタにいる人とラクにしてあげる内容(自分が得意なこと)を自分で選ぶことができれば、天職や適職に近づく可能性が上がりそうだなとも思いました。
営業で例えると、次のように考えられそうです。
- 法人 × 誰とでも仲良くなれる(広く浅く)
- →新規開拓または、商品や顧客の数が多いもの
- →ベンチャー企業、新商品の営業、人材紹介など
- 個人 × 誰とでも仲良くなれる(広く浅く)
- →新規登録ユーザー開拓
- →不動産、銀行員、保険、アパレルなど。
- 法人 × 少数の人と深くつながる
- 既存顧客の継続案件
- 大手企業、新規開拓しなくても良い成熟企業、大事な顧客とのやり取りなど。
- 個人 × 少数の人と深くつながる
- パーソナルサービス、小さい経済、お得意様
- 特定の地域密着型、時計屋、家電、不動産など。
もしあなたが、自分の強みなんか分からないと思うのであれば、「MBTI診断」がおすすめです。
私も就活のときに自己分析ツールを使いまくりましたが、MBTIが一番しっくり来ました。
辛口性格診断16は、登録不要で診断できます。
受ければ受かる。受けなければ受からない理論
「どうせ受けても落ちるだろうしなぁ」と思ってしまうあなたへ。
受けてみないと分からないですよ、という話です。
私も大手を受けずに避けていたので、刺さりました。
転職のとき、気になる企業は積極的に受けてみます。
会社の欲深さ
本書には、「会社は欲深く、さらに儲けようと思って作ったもの」と書いてあります。
小さい会社ほど利益をトップが独占しがちで、ベンチャーへ就職したい方は注意が必要です。
社長や人事の熱い言葉に振り回されず、冷静に判断しようと思いました。
会社の歯車について
「会社の歯車になりたくない!」そう思う方もいるかも知れません。はい、私もそうでした笑
本書には、「生きている限り人は歯車。どこでどういう役割を持って回るかが重要。」と書かれています。
例えば、家族と仲良く過ごすことも、家族という箱の中でみんなが動いています。
また、大学や就活のグループワークも、結果を出すために協力し合うので歯車ではないでしょうか。
よくよく考えてみると、人は歯車なんだなと思います。
歯車になりたくない理由
私なりに考えたところ、「人を人として扱ってもらえないから」という結論が出ました。
大手ほど作業が細かく分担されていて、ただの作業員のように感じてしまうから嫌なんだろうなと。
あなたも同じような考えであれば、大手より裁量の大きいベンチャー向きかもです。
仕事ができる=まな板の上の鯉になれる
本書では仕事ができることについて、「生でも焼いても揚げてもどんな調理方法でもおいしくなれる」と書いてあります。
営業であれば、「売れと言われたらどんな業界でも売れて、売上を伸ばし、利益を出せる人」です。
働き始めると、自社内で他人と比較してできる人かできない人かになりがちですが、きちんと外側にも意識を向けようと思いました。
就活で成功できない理由
本書で、三流大学生グループに白川さんが指導するシーンがあります。
広い土地に家を立ててみよう、そうすれば成功できると言いますが、みんなやる気ゼロで帰ろうとします。
すると白川さんが「やっぱり頑張らないんだね君達は。というより頑張れない」とキツイ言葉を。
私に刺さりまくりで、自分が受験や就活で全く成功できなかったのはこれだろうなと思いました。
- 簡単にギブアップしない
- 勝つための努力をする
- 競争から逃げない
一流大生は上記3点を持っています。日頃から意識したいです。
就活テクニック
就活だけでなく、転職でも使えそうなテクニックが多めに書かれていました。
- 面接では人柄だけでOK?(2巻)
- 「自己分析=自分探し」ではない(2巻)
- エントリーシートの考え方(4巻)
- 体験のネタがなければ作る(6巻)
- OB・OG訪問について(7巻)
- 面接は映像で伝える(7巻)
- 差別化(8巻)
- マインド系(7・8巻)
などなど。
もし、今自分が就活生だったら
まず、IT系の専門卒なので業界はITにしつつ、〇〇Techでどんな面白い業界があるのか調べそうです。(就活の時やらずに後悔してます。)
少なくとも、受けずに避けていた大手は何社か受けると思います。
最終的には、自由な性格なので裁量の大きいベンチャーを選びそうですが、競争やスピード勝負が苦手なので、いい感じの緩めを見つけるか、成長を見越して修行と考えるかによって変わりそう。
あれま、書いててもう逃げてますね。。。これは無理やりでも修行させます。
自分なりの結論
本書を読んで大手が合うんじゃないかなと思う人は次の通り。
- お金と安定
- 会社に入ってゆっくり成長していきたい
- 会社のブランドを利用しつつ、数年〜数十年後に大きな仕事をしたい
- ゴールに向けてコツコツ頑張れる優秀な人と働きたい(受験戦争や就活で勝ち抜いた人がいるため)
最後の「ゴールに向けてコツコツ頑張れる優秀な人と働きたい」に付いて補足。
正直、誰でも入れるようなベンチャーには、就活めんどくさくて適当に入った人がいます。
本書にも「企業が一流大生を取りたがるのは、勉強を投げ出さずに頑張り抜いた競争に強い人材がほしいから」と書かれていました。
大手に入ったことがないのでどんな人がいるのか分かりませんが、少なくとも努力できる人はいると思うので、一緒に働く同期のレベルを重視したいなら大手か難易度の高いベンチャーがおすすめです。
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