Humankind(希望の歴史)感想【世界46カ国ベストセラー本】

読書

こんにちは、はるです。

今回は、ルトガー・ブレグマンさんが書かれた「Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章」の感想を書いていきます。

ユヴァル・ノア・ハラリさん(『サピエンス全史、ホモ・デウス、21 Lessons』の著者)の推薦本でして、オランダでは25万部突破、世界46カ国ベストセラー本です。

私が勉強になった3つの章と、本書の目次を紹介していきます。

ルトガー・ブレグマン (著), 野中 香方子 (翻訳)
ルトガー・ブレグマン (著), 野中 香方子 (翻訳)

記事の内容

Humankind(希望の歴史)の感想

勉強になった章は、1章・3章・10章です。

  • 上 1章 新しい現実主義
  • 上 3章 ホモ・パピーの台頭
  • 下 10章 共感はいかにして人の目を塞ぐか

上 1章 新しい現実主義

1章では、プラセボ効果とノセボ効果の事例が紹介されていました。

プラセボ効果:手術

実験では、白衣を着た医者が麻酔薬を投与し、目が覚めるまで何もせず、目が覚めたら「完全に成功した」と告げます。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌の調査によると、偽の手術は四分の三のケースで効果があることが判明。
さらに、効果があったケースの半分は、本物の手術と同じ効果があったそうです。

ノセボ効果:コカ・コーラ事件

ベルギーの小学校9人が体調不良になりました。
9人全員に共通していることは、休み時間に飲んだコカ・コーラ。

ジャーナリスト、マスコミによってベルギー、フランスに広まり、1000人を超すベルギーの子どもたちが体調不良になったそうです。
コカ・コーラの回収コストは、なんと2億ドル超え、、、

しかし、毒物学者の調査の結果は異常なし。
結論として、ほとんどの子どもたちは「集団心因性疾患」に感染したようです。

病気になったと想像し、本当に病気になってしまうのは恐ろしいなと思いました。

似たようなピグマリオン効果とゴーレム効果については、12章13章の間Part4で詳しく書かれています。

上 3章 ホモ・パピーの台頭

3章では、私達ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の話が勉強になりました。

ホモ・サピエンス vs ネアンデルタール人

ホモ・サピエンスよりも、ネアンデルタール人の方が一人ひとりの脳が大きく、優秀でした。
対してホモ・サピエンスは大きな集団で暮らし、他人のマネが上手かったそうです。

最終的に、ホモ・サピエンスは最後の氷河期を協力で乗り越えられたが、ネアンデルタール人は絶滅してしまった、と本書に書かれていました。

つまり、私達ホモ・サピエンスは協力し合って生き延びる動物のようです。
友達が多い方は大丈夫かもですが、私は友達の数が少ないので心配になりました笑

孤独な人に、もう一つ研究結果を紹介します。

孤独は害

人と関わらないでいると、タバコを1日15本吸うのと同等の害があるそうです。
また、ペットを飼うと鬱になるリスクが減少します。

話したいときに話せる家族や友人がいる場合、孤独とは言わないようですが、人との接触がなく孤独と感じている人は、孤独という判断になるそうです。
彼女を作るなり、ペットを飼うなり、対策を打ちましょう笑

参考:孤独は体に悪い、タバコを毎日15本吸うのと同じくらい

下 10章 共感はいかにして人の目を塞ぐか

一番驚いたのが、共感は視野を狭めることです。

少女の物語

不治の病をもつ10歳の少女の物語を聞かされ、救命治療リストの順位をどのように動かすか、という実験。
前提として、待機リストに載っているけれど、時間切れが近づいている状況です。

話を聞かされた後、「順番待ちリストの上位に移動してもよいが、客観的に判断するように」と言われました。

結果

第一グループは、ほとんどの人が順位を上げませんでした。
第二グループは追加で、「幼い少女がどれほど辛いか想像してみよう」と告げられました。
その結果、多くの人が順位を上げることを求めたそうです。

つまり、1度でも共感することで少女だけに視点が集中し、他のリストの人を考えられなくなってしまうことがわかります。
果たして正しい選択なのか、非常に考えさせられる内容でした。

他にも共感の話がエピローグの4番で出てきます。

全体的な感想

性善説を証明するための本みたいですが、思った以上に学べることが多くて驚きです。
特に、6章のイースター島や16章ノルウェーの刑務所、18章の兵士の話は意外というか知りませんでした。

また、「人間は悪っぽい所あるよな」と思っていたのですが、人間は善人なんだなぁと気づけて良かったです。

 
以上となります。
最後に目次を載せておわります。

Humankind(希望の歴史)の目次

  • 序章 第二次世界大戦下、人々はどのように行動したか
  • 第1章 新しい現実主義
  • 第2章 本当の「蝿の王」
  • 第3章 ホモ・パピーの台頭
  • 第4章 マーシャル大佐と銃を撃たない兵士たち
  • 第5章 文明の呪い
  • 第6章 イースター島の謎
  • 第7章 「スタンフォード監獄実験」は本当か
  • 第8章 「ミルグラムの電気ショック実験」は本当か
  • 第9章 キティの死
  • 第10章 共感はいかにして人の目を塞ぐか
  • 第11章 権力はいかにして腐敗するか
  • 第12章 啓蒙主義が取り違えたもの
  • 第13章 内なるモチベーションの力
  • 第14章 ホモ・ルーデンス
  • 第15章 民主主義は、こんなふうに見える
  • 第16章 テロリストとお茶を飲む
  • 第17章 憎しみ、不正、偏見を防ぐ最善策
  • 第18章 兵士が塹壕から出るとき
  • エピローグ 人生の指針とすべき10のルール
ルトガー・ブレグマン (著), 野中 香方子 (翻訳)
ルトガー・ブレグマン (著), 野中 香方子 (翻訳)

 

※忙しくて読む時間がない方へ、「聴く読書」もありますよ。
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