【ネタバレあり】『オーデュボンの祈り』 感想・思ったこと3つ
こんにちは、はるです。
先日、マナブさん(@manabubannai)が紹介していた、『オーデュボンの祈り』の感想を書いていきます。
そういえば、先日にフォロワーさんから「オーデュボンの祈り」という小説を教えて貰い、読んでみました😌
結論として、かなり最高すぎる小説です。世界観やストーリーに引き込まれ、約1日で読み終えたというか、読み終えるまで寝れませんでした。人生でトップ5に入るレベルで最高でした pic.twitter.com/7bWgbmhhom— マナブ@バンコク (@manabubannai) February 13, 2021
そういえば、先日にフォロワーさんから「オーデュボンの祈り」という小説を教えて貰い、読んでみました
結論として、かなり最高すぎる小説です。世界観やストーリーに引き込まれ、約1日で読み終えたというか、読み終えるまで寝れませんでした。人生でトップ5に入るレベルで最高でした
個人的には星4つでした!
以下の人がオススメだと思います。
オススメな人
- さらっと読める本が読みたい
- 伏線回収のきれいな本が読みたい
- ミステリーだけど、そんなに怖くない本が読みたい
感想・思ったことを3つ書いたので、参考になればうれしいです。
(※ネタバレあり)
記事の内容
- どんな話なのか?(3行まとめ)
- 『オーデュボンの祈り』感想・思ったこと3つ
どんな話なのか?(3行まとめ)
主人公伊藤はコンビニ強盗を未遂し、轟というおじさんに孤立した島・萩島に連れて行かれます。
そして、日比野という年の近そうな男とともに、「この島に欠けているもの」を探していくお話です。
しゃべるかかし、300キロあるウサギ、嘘しか言わないおじさんなど、不思議な人たちが出てきます。
『オーデュボンの祈り』感想・思ったこと3つ
- 怖いミステリーではなく、ゆるい
- 固い意志を持った「桜」がカッコいい
- かかし優午のさいご
怖いミステリーではなく、ゆるい
『荻島という外部から閉ざされた島で、殺人事件が起きる。』
と聞くと、東野東吾さんのガリレオや、杉下右京さんでお馴染みの相棒など、ちょっと怖い殺人事件を解決していくものを想像しますが、今回は違いました。
殺人事件は起きるのですが、怖くないんですよね。
おそらく救急車が存在しなかったり、住民の焦り・緊張感がなかったりするからだと思います。
どこかゆるい感じでした。
ただ、所どころ出てくる城山という人物は怖いです。
固い意志を持った「桜」がカッコいい
唯一、殺害を許された男「桜」ですが、自分の判断基準にもとづいて銃を撃つところがカッコよかったです。
撃たれなかった犯罪者もいたり、花を眺めてた主婦と五歳の娘が撃たれたりと判断基準は謎ですが、それでも自分が決めた基準を守るのはかっこいい。
私も自分で決めたことは守っているつもりですが、どこかブレてしまうときがあるので、見習いたいです。
最後の、城山に対して行った行為はナイスでした。
かかし優午のさいご
割と衝撃だったのは、かかしの優午が殺害された(自殺した)ことです。(ほんとに死んだかは不明)
『曽根川が島に来たのが、優午の予想未来の中の「最悪の未来」だったので、曽根川を殺すためにあえてバラバラになった』
ということであれば、すごい決断だなと。
そして「優午が死んだことで役割を果たせてもらえる」というのは納得できました。
やはり人は衝撃を受けると行動するものなのですね。
優午の頭と音楽
さいご、丘の上に優午の頭がありました。
優午本人が言うには、土から引っこ抜かれても死なないらしいのですが、頭だけで音楽を聴けるのかは分かりません。
しかし過去に優午は、
「形はありません。ただ聞くものなのです」
と断言しているので、頭だけになっても生きているのかもしれません。
鳥贔屓なかかし
音楽を聴くためならバラバラにならなくても、ただ引っこ抜けはいいだけなので、音楽以上にリョコウバトを守りたかったでしょう。
さいごまで鳥贔屓な優午に、感動しました。
まさに、タイトルのオーデュボンの祈りは「優午の祈り」ですね。
まとめ
島に来た生き残りのリョコウバトが少しでも長生きしますように。
そして頭だけの優午も音楽を聴けますように。
おわり。